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ビリオン自転車工房 SG物語


~ショートグリップ誕生~ クロモリの小径車(ミニベロ)にこだわる自転車工房。オリジナルのBillion SG(ショートグリップ)シリーズが登場したのは、今から15年ほど前… 同シリーズはデビュー以来、毎年細かなリファインを受けながら深化を続けています。 15年間、自転車工房がこだわり続けてきたのは、ミニベロであること、クロモリであること、そしてシンプルであること…。その理由を探しにこだわりの道をさかのぼっていくと、15年前に自転車工房がショップを構えていた “下北沢” にたどりつきます。... 当時の下北沢の町は、今よりももっとたくさんの若者で活気に満ちあふれていました。学生、役者の卵、ミュージシャン、アーティスト… 若者たちが日常の足として使っていたのは流行りの折りたたみ自転車や、その頃はミニサイクルと呼ばれていた自転車でした。彼らは、取り回しの楽な小さな自転車で下北沢の町なかを走りまわり、渋谷や新宿へと繰り出していたのです。 そんな若者たちの姿を店先で眺めながら、自転車工房の池永氏は考えました。折りたたみ自転車とはいえ、実際に折りたたむことはほとんどない。ミニサイクルはもともと女性用に開発された自転車だ。もっと、この町の若者の自由なライフスタイルにマッチする自転車があるんじゃないか… 若者が下北沢の狭い路地を気軽に駆けまわることができ、好みに合わせて自由にカスタマイズを楽しめるような自転車を作ろう。その自転車はタイヤが小さく、シンプルなホリゾンタルフレーム… そして下北沢にあふれる人波をぬって走れるように、ハンドルの幅を狭くしよう… 池永氏はビジネスパートナーの小山氏(いさみや)と共に開発したミニベロを、その短いハンドルにちなんで “ショートグリップ” と名づけました。そう、SGの誕生です。その小さな自転車は、またたく間に下北沢の若者たちの間で評判を呼び、いつしか「ショーグリ」という愛称で呼ばれるようになりました。 気がつけば、下北沢のあちこちでSGを見かけるようになった。うれしかった。そして同時に、SGを流行りで終わらせるのではなく、永く彼らのライフスタイルに寄り添いながら走り続ける自転車にしていくためには、どうしたらいいだろうか… そう考えました、と池永氏は回想する。 下北沢の路地を走りはじめたSGは、新たな夢へとハンドルを切りペダルを漕ぎ出したのでした。

※写真は初代SG(ショートグリップ)マットグリーン

※写真は初代BILLION SG(ショートグリップ)マットグリーン

※写真は初代SG(ショートグリップ)マットレッド

※写真は初代BILLION SG(ショートグリップ)マットレッド

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